“左遷された最強賢者”は果たして優れた教師なのか考えてみた

  • 2021年7月4日
  • 2021年7月11日
  • まんが
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一言まとめ『実践できる者にこそ、教壇に立つ資格がある』

まずは「さくっとあらすじ」


魔物がはびこる剣と魔法の世界が舞台。

そこには魔物と戦う騎士を育てるエリートの為の学校があった。
最強賢者である主人公のキースは、近い将来に戦場へ出る生徒たちに、戦場で死なない力を付けさせる為に、母校に教師として招かれた(左遷された)。

彼は歯に衣着せぬ物言いながら、生徒たちに的確な助言と訓練を施し、無敵のクラスを作り上げていく。。

「母校に教師として招かれた(左遷された)最強賢者」
これは例えるなら「百戦錬磨の社会人」が、学校教師として引き抜かれたような状態といえます。
そもそもの主人公であるキースが招かれた経緯として、戦場で戦う騎士を育てる筈の学校を卒業した生徒たちが、卒業後には実践でほとんど戦死してしまっている、という前提があります。これを解決するための手段として、キースは教師として召喚されたわけです。

ここで疑問になるのは主人公キース(百戦錬磨の社会人)が、教育者として適任なのかという点。
「最強の○○に教えられて最強の・・・」という流れの物語ですね。
(有名な、亀を背負ったお爺さんに鍛えられる猿の惑星出身の宇宙人の漫画もこの理論で、主人公たちは成長していきます)

最強賢者は教師としても優れているのか

漫画ではよくあるシチュエーションですが、実際どうなのでしょうか。
先に結論を言ってしますと、これはYES、つまりキースは教師として十分活躍できます。

ちなみに、これが我々の世界でいう進学校や小中学校なら、答えはNOです。
なぜなら小中学校で教えるべきこととは、子ども達が将来に専門的なことを学ぶために
必要な「基礎学力」を身につける場であり、例でいう「百戦錬磨の社会人」が専門とする場ではないからです。

ですが、舞台は騎士を育てる学校。
ここでは社会人を育成する訓練校のような場所ということで考えるべき、ということとなります。
さて、その場合「百戦錬磨の社会人」は教師として適任でしょうか。
何となく、適任だろうということは想像に難くないと思います。

できないことは教えられない


逆に、できることであれば教えることができます(少なくともその可能性はある)。

あなたが初めて作る折り紙の鶴を、海外の友人に教える場合を想像すると良いでしょう。
学校の先生方が、授業をする前に必ず自身が理解をしてから授業には臨んでいるように、
あらかじめテキストを読んで、鶴の折り形を覚えてから、あなたは友人に教えようとする筈です。
いきなりテキストを見ながら、ほとんど友人と同レベルの水準で学びながら教えることはしないと思います。

このように、教えるためには「まず自分ができる必要がある」のです。
そしてこの「できる」にも段階があり、初心者に毛が生えた程度〜プロ級まで幅は広くあります。

 
何かを学ぼうとするとき、あなたならどちらに教えを乞いますか。

当然「プロレベルでそれが実践できる人」を選ぶでしょう。
そこには「プロレベル」になるまでに経た膨大な経験がある筈という信頼や、その人だからこそ知る上達への
近道があるのでは、という算段もあることかと思います。

さて、本作品で主人公キースも、平均より並外れて「騎士として優れて」います。
つまり「プロ中のプロ」というわけです。
先述した理由からも、彼が教育者としても優れている可能性は高いのです。

なお、実際の学校(小中高)などでも、本当の意味で優れた教育を受けさせたいのであれば、
各ジャンルのスペシャリストを教師として教壇に立たせた方が、生徒たちも将来優れた功績を残す大人になる者が増えるはずです。
たとえば、アインシュタインに理科の授業で授業をしてもらう、アラン・チューニングに数学の授業をしてもらう。
これらが実現すれば、素晴らしい人材を輩出する教育機関になるでしょう。

それができないのはなぜでしょうか。

それができないのは、スペシャリストたちは、後進を育てることよりも、自身の探究心・好奇心を
満すことに夢中になるからだと推測できます。
通常その道の先駆者たちは、専門の機関に所属します。例えば大学が最たるものでしょう。
彼らはそこで自身の好奇心を満たしながら、片手間に教えを乞うものに教育を施すわけです。

この辺りについては別途考えたいところですが、本題から逸れますので今回は置いておきましょう。

結論として最強賢者は「無敵のクラス」を作るに足る人材といえる

ということで、今回は「左遷された最強賢者、教師になって無敵のクラスを作り上げる」を読み
論じてみました。

結論として、主人公キースは「無敵のクラスを作るに足る人材」といえるでしょう。

悩める生徒たちは、先生であるキースに諭され、導かれて成長していくのですが、
この「諭し」の中に「名言」を意識したような言葉が多々あり、それらは私たちにも語りかけるところがあるのも見所です。

「強い人間は勝ち方を知っている」

「できることを絞ったとき、はじめてすべきことがみえてくる」

左遷された最強賢者レビュー

なお、独断ではありますが、おすすめポイントしては以下のようになります。

名言あり 5
絵がきれい 5
主人公最強 3.5
主人公の存在感 2.0
総合 4.0

無料で「左遷された最強賢者、教師になって無敵のクラスを作り上げる」を読める方法

https://magazine.jp.square-enix.com/mangaup/tachiyomi/sasen_01/

1話試し読みですが、上記で読めます。

無料ですので興味のある方はまずご覧ください。

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