/
2×4(ツーバイフォー)で棚を作ってみたい!
でも何から手を付けていいか分からない!
\
その気持ち痛いほど分かります。
いくら「2×4の棚は簡単に作れる!」と言われても、初めて自分だけで棚を作るのは分からないこと尽くしですよね。
そこで今回は、これまで『2×4(ツーバイフォー)の棚を自宅に7つ作ってきた著者』が、2×4で棚を作る際のポイントを解説していきます。
本記事が役に立つ方
- 2×4の棚を作ってみたいけど、どこから手を付けていいのか分からない方
- 設計図の作り方で悩んでしまっている方
- 必要な工具や材料の一覧を知りたい方
冒頭でお伝えしたとおり、これまで私は7つの2×4の棚(中には1×4もあります)を作ってきました。
2×4の棚をこれまで私が7つも作ってきたのは、大きく3つの理由がありまして、それは↓のとおりです。
1.欲しい場所に欲しいサイズの棚が作れる
2.既製品ではないオリジナルの棚を作ることができ愛着を持って使える
3.コスト(費用も時間も)をあまりかけずに棚を作れる
今回の記事では、「2×4の棚の作り方」をできるだけ簡単にお伝えしつつも、↑の「3つのメリット」もお伝えできる記事にしてみました。
タイトル:2×4の棚の作り方
まずは採寸をしましょう
2×4の棚が欲しいな!
そう思ったらまず必要なのが採寸です。
といっても難しく考える必要はありません。
なぜなら、『2×4の棚は基本的に2種類の木材しか使わないから』です。
※一番上の棚に乗っているのは余った木材です
この2種類の木材を間違いなく『縦と横の長さ』を決めておけば大丈夫♪
順を追って木材の採寸を決めていく方法を見ていきましょう。
下記4つが決まるだけで、「使うべき木材」が決まってきます↓
↓上の4ステップに沿って実際に作ってみた設計図です。
はい、めちゃくちゃ簡単ですよね(笑)
ただ、この時点で「じゃあ木材を買いに行くぞ!」となるのはちょっと待ってください。
設計図で気をつけてほしい注意事項
さて既に述べてきた内容で、カンタンに『設計図の概略』ができたと思います。
ただ、ここで『必ず気をつけて欲しい注意事項』があります。
1. 2×4の木材の高さに注意
おきたい場所の天井までの高さにすればいいんでしょ?
確かにほぼそのとおりなのですが、
実は「2×4の木材」の高さは、以下のアイテムの『45mm(4.5cm)の分』を引かないといけません。
そのため、例えば1600mm(160cm)の高さの場所に置きたければ、1555mm(155.5cm)に45mmカットする必要があります。
↓上記を反映させるために設計図を修正しましょう♪
2. 棚板の長さに注意!
続いて気をつけるべきポイントは、『棚板の木材の長さ』です。
実は先ほど作成した設計図は↓の幅を見落としています!
こんな軽微な幅ですが、もし間違えると絶対に棚板がハマらないのでご注意を!
使う2×4ストッパーの種類によりますが、我が家にある実際の棚で採寸すると、必要な幅は片側で48mm(4.8cm)。
その幅分(左右合わせて96mm)を棚の長さから左右引いて、設計図に落としこみましょう。
↓修正後の設計図
3. 「ネジの長さ」「棚板の厚み」にご注意!
2×4の棚を作るのに当然ネジが必要になってきますが、この長さにも注意が必要です。
長すぎると棚の天板を貫いてしまいますし、短すぎると木材に対して十分な深さまで入れられなくなってしまいます。
↓支柱(2×4木材)に打ち込む木ネジの決め方
↓天板用の釘の決め方
ここでは最低限必要な「棚の厚み」と「ネジの長さ」を設計図に記載しておきましょう。
↓写真
4. 「棚板受け」の購入数にご注意!
最後に気をつけてほしいのが、「棚板受け」の数です。
下記のように『1枚の棚板に対して4つの棚板受け』を準備しておかないと、強度として不安が残るものになってしまいます。
この棚板受けの枚数についても、忘れないように設計図に記載しておきましょう♪
以上で設計図の調整が完成です!
微妙な調整ですがこれらを忘れると、後で木材・ネジ・棚板受けを買い直しするハメになりますので注意しましょう。
2×4の棚を作るために必要なもの
ここでは2×4の棚を作るために『絶対に必要なもの』と『あった方がいいもの』の2つの軸でみて用意するものをみていきましょう。
2×4の棚を作るために必ず必要なもの
- 設計図
- 木材
- 2×4 ディアウォール
- ネジ(2種)
- 棚板受け
- ドライバー
それでは順を追ってみていきましょう。
絶対必要なモノ その① 設計図
まずは設計図ですが、こちらは先ほど説明したとおりです。
これがないと『どの長さに木材が必要?』ということも分かりません。
設計図は一番はじめに用意しておきましょう。
先ほど紹介したとおり↓のレベルの落書きで構いません(手書きで全然OK♪)
絶対必要なモノ その② 木材
設計図に沿った木材をホームセンターなどで購入しましょう。
大抵のホームセンターなら木材カットは無料(もしくは1カット数十円)です。
①で用意した設計図を見せながら、カットしてもらいましょう。
オンラインでもカット込みで購入することができます。
自力での運搬に不安がある方はこちらをどうぞ♪
絶対必要なモノ その③ 2×4 ディアウォール
こちらも必ず必要なものですね。
2つ購入すれば棚が一つ作れます♪(なんてお手軽!)
使い方は超シンプルで、2×4木材の上下にハメて天井と床で突っ張るだけです。
木材の長ささえ間違いなければ、迷うことなく使えます。
絶対必要なモノ その④ ネジ
設計図の注意点のところで説明したとおり、ネジの長さには注意してください。
基本的に複数種類のネジを用意しておくのが間違いないでしょう。
↑のようなものが安価でお手軽ですね♪
絶対必要なモノ その⑤ 棚板受け
棚板を支えるために絶対必要なアイテムです。
サイズや形状は様々なものがありますので、用途にあったものを探してみてください。
ちなみに私は、セリア(100均)の棚板受けを使っています。
安くて頑丈なので、費用を最低限に抑えたい方にはオススメです。
同じく100均のダイソーの棚板受けは、分厚すぎてネジの長さの調整が難しいので個人的にはイマイチでした。
参考までに以下に写真も載せておきます♪
絶対必要なモノ その⑥ ドライバー
ドライバーがないご家庭はあまりないでしょうが、これも必需品となっています。
ただ、私はDIYで棚を作るなら断然インパクトドライバーの購入をオススメします。
1本のネジを付けるにも、手動では本当に苦労します…。
「インパクトドライバーがないと、棚作りは二度とイヤ!!」となります…。
逆に言えば、インパクトドライバーさえあれば、棚作りは超楽ちんです♪
あった方がいいもの
最後になくてもいいけど、出来ればあった方がいいもの紹介しておきます。
・のこぎり(木材が長すぎたときに調整ができます)
・脚立(高い棚を作る際にはあったほうがいいでしょう)
・紙ヤスリ(木材の表面を整えるのに使います。お子さんがいる家庭は必ず使っておきましょう)
これらはなくても2×4の棚は作れるけど、ないと困ることもあります。
余裕があればぜひ揃えておきましょう。
まとめ
というわけで今回は、2×4の木材を使って棚を作る方法を、主に設計図作りの部分に焦点を当てて紹介してきました。
正直、2×4の棚は『設計図さえしっかり作れてしまえば』、あとは材料を購入してきて『くっつけるだけ』ですので非常にカンタンです。
ただし、逆に言えば設計図をミスると木材が無駄になることも十分あり得ます!
ぜひ本記事の『設計図を作る際の4つの注意事項』をしっかり読んでから、木材等の購入に進むようにしてみてください。
ぜひ皆さんも『欲しい場所に&欲しいサイズの棚を作れる2×4のDIY』を楽しんでみてください!