「 添加物が危険というけど、具体的にどんな食品に気をつければいいの? 」
「 やっぱり子どもには、少しでも身体にいいものを食べてほしい! 」
子どものいるママ、パパなら、食品添加物の影響が一度は気になったことがあるでしょう。
できるだけ、『 安全 』『 安心 』な食品を家族には食べてほしいものですよね?
まず始めに伝えておきたいのですが、食品添加物がなによりも恐ろしいのは、
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どんなに質の悪い食品も、『 食品添加物の魔法 』で “美味しい食品” に変えられてしまう
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という点です。
この記事では、特に気をつけたい『 添加物漬けの食品 』をあげ、その理由もお伝えしていきます。
こんな方におすすめ
- お子様やご家族に、安全な食品を食べさせたいと考えている方
- 添加物の多い危険な食品について、「なぜ危険なのか」を知りたいと考えている方
- 身近な食品の添加物について、自ら学んでみたいと考えている方
添加物たっぷり危険な食品ランキング | 子供が食べるその前に
1位 明太子
第一に知ってもらいたい添加物たっぷりの食品は『めんたいこ』です
まずはこちらの写真を見てください。
ご覧のとおり、一般の明太子は10種類以上の『添加物』が使われています。
明太子の原料となるタラコは、固くて色のいいものが高品質とされます。
ですが上の写真のような10種類もの添加物をふりかけると、ぶよぶよの柔らかく、色の悪いタラコも、『 最高級のタラコのような見た目 』に早変わります。
添加物の怖いところは、このように『 質の悪い食品も見た目をキレイに整え食べられるようにしてしまう点 』です。
明太子に使われる化学調味料の量は、総重量の2~3%。
これは、ほかの食品で類をみない量です。
スーパーで無添加の明太子はほぼ見つけられないと思います。
どうしても食べたいときは、以下のような無添加めんたいこを地方から取り寄せることをオススメします。
なお、明太子の原料である『 スケソウダラの卵 』は、ロシア産が50%から60%、アメリカ産が30%から40%、日本産が5%から10%と、ほぼ外国産です。
そのため円安の影響で今後は、無添加の明太子の価格は上昇していくと思いますので、少しでも安いうちにお試しください。
2位 ハム
左(一般のハム) | 右(無塩せきハム) |
159円(100g) | 496円(100g) |
※100gでの価格で比較
続いては、子どもたちも大好きなハムです。
あなたがよく手に取るハムは、↑の写真の『 左側のハム 』でしょうか?
見ていただくと分かるとおり、左右のハムでは、価格が倍以上の違いがあります。
なぜこんなことが起きるのでしょう。
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その答えが添加物の魔法です。
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実は左側のハムは『 プリンハム 』『 水増しハム 』と業界では呼ばれるものです。
この『プリンハム』は、豚肉のかたまりに大量の注射器で『 添加物でできたゼリー状の水分 』を投与したもので、お肉をぶよぶよにふくらませます。
「卵白の固まる成分」「大豆・牛乳たんぱく」「発色剤」「コチニール色素」「肉と肉をくっつけるポリリン剤」「水あめ」「ゼラチン」などで構成されます
この『 添加物でふくらんだお肉 』を加熱すると、注射した添加物の部分が固まり、私たちのよく知る『 ハム 』になるのです。
豚肉で作られるはずのハムに、卵白や大豆、牛乳などの原料が含まれていることが驚きですよね。
確認方法として、原材料に「乳化剤」もしくは「乳、大豆」の表示がある場合は、この『添加物でできたゼリー状の水分』が使われています。
探せば原材料に「豚肉、食塩、香辛料、砂糖」のみしか使っていないハムがあります。
無添加が安全とは言い切れませんが、素材本来の味を体験し、良質な食品を見極める力は身につけていきたいところです。
ハムに限らず、購入の際には原材料を確認する癖をつけてみてください。
3位 カット野菜
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いつもの食卓に一品サラダ♪
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そんなときに活躍してくれる『カット野菜』!
毎日食べたいサラダですが、野菜を数種類も用意して、それらを「洗って」「切って」「盛り付けて」という手間には、誰もが悩んでいるものと想像します。
そんな手間も『 カット野菜 』なら、買ってきて、袋を開けてお皿に盛り付けるだけで完成です。
忙しい主婦にも、社会人にも大変助かる食品ですよね。
我が家もこれから紹介する『 カット野菜の恐ろしい真実 』を知るまでは、毎日のように活用していました。
残念なことに、このカット野菜は『次亜塩素酸ナトリウム(ソーダ)』という浴室の防カビに使われる薬品で、何度も洗浄殺菌されています。
※この工程で水溶性のビタミンも破壊されるため、栄養面でも大きなマイナス
安全な濃度まで薄められているとはいえ、『次亜塩素酸ナトリウム』は食品添加物の中でも特に毒性が高いものです。
何より、せっかく健康のために食べている野菜に、栄養がほとんど含まれていないなんて
食べている意味ないです。
というわけで、
カット野菜はなるべく避けましょう。
この不自然さに気づくことが、添加物の恐ろしさに敏感になるためのコツといえるでしょう。
4位 漬物(つけもの)
続いては『 お子さんも大好きな漬物 』です。
漬物は身体にいい印象がありますよね?
私もそう思って、子どもたちに積極的に食べさせていました。
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百聞は一見にしかず!
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見ていただくと分かるとおり、こんなにもたくさんの添加物が使われているんです。
これは、漬物を保存するのに本来必要な『塩分』を、添加物で補っているからです。
おばあちゃんの自家製の漬物や梅干しを食べたことがある人なら分かると思いますが、漬物は本来めちゃくちゃ塩辛いもの。
これは、食品を腐らせないで保存するためには大量の塩が必要なためです。
現代では健康のためと、減塩ブームのようなものが巻き起こっています。
塩分は少なければ少ないほどいい、そんな風潮がありますよね。
でも、塩を使わないと食品は腐ってしまう。
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そこで、”塩” の代わりに “大量の添加物” が使われているんです。
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この『 塩の代わりに添加物を 』という構図について、分かりやすい例えが梅干しです。
本来梅干しには、梅の重量の15%程の塩が使われます。
この梅干しの高い塩分濃度には、味付けのためだけでなく、防カビをして鮮度を保つという役目があります。
しかし、スーパーなどで売られている梅干しの塩分は『5~10%』という数字。
※こちらは10%とまだ高めな塩分濃度
この5~10%の塩分を減らすために、大量の添加物が必要なんです。
当然というべきか、今回購入した塩分10%の梅干しでも、これだけの添加物が…。
ちなみに昔ながらの白干しの梅干しであれば、添加物は一切使われていません。
※白干しの梅干し=塩でのみで漬ける梅干し
ここまでで、なぜ健康な食材というイメージのある漬物に、なぜ大量の添加物が入ってしまっているかご理解いただけたかと思います。
ただ、もう一つ恐ろしい真実をお伝えすると…
そもそも、大量の添加物が使われている漬け物や梅干しは、質の良くない食品を、たっぷり添加物漬けにして見た目と味を誤魔化している可能性が高いです。
ぜひ添加物の使っていない漬物を見つけるか、ご自分で作られることをオススメします。
表面にキズが入ったわけありなので、『 安いですが売り切れもありえる 』のでご購入の際はお急ぎください
5位 マーガリン
厳密には添加物ではないのですが、ランクインです。
マーガリンといえば、バターの代わりの食品としてその地位を確立している食品です。
バターは冷蔵庫から出してすぐは、固くてナイフもなかなか通らず、パンに塗るのに一苦労した経験がある方もいるでしょう。
ところがマーガリンなら、程よい固さで必要な分がサクッと切り取れ、さらに値段はバターより4~5割は安いです。
このようにメリットが多くあるように見えるマーガリンですが、やはり『 避けてもらいたい食品 』です。
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安くて万能なのになんで!?
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そんな声もあると思います。
その理由について見ていく前に、マーガリンとバターで “原材料を比較” してみましょう。
バターが『牛乳』と『塩』という2つしかないのに対して、マーガリンがいかに多くの添加物を混ぜているかが分かりますね。
マーガリンはヤシ油やコーン油、魚油などを原料にされており、これらに水素ガスを反応させて固めることで作られます。
※この『水素ガスを反応させて固める段階』でトランス脂肪酸が発生します。
添加物としてはさらに、乳化剤・バター香料・着色料が練り込まれています。
(この工程で乳化剤を混ぜて、水分をなくしたものが『 ショートニング 』です)
ご覧いただくと分かるとおり、実は、バターの代わりの食品であるはずのマーガリンには『乳成分』が多く含まれていません。
原材料は、使っている量の多い順に表記しなければならないという決まりがあります
マーガリンで特に気をつけるべきなのが『 トランス脂肪酸 』です。
WHO(世界保険機関)とFAO(国連食糧農業機関)によって、
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「トランス脂肪酸の摂取は、極めて低く抑えるべき」
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という警告も出されています。
トランス脂肪酸の具体的な危険性として、以下のような流れで『 動脈硬化につながる 』ことが分かっています。
マーガリンで動脈硬化になるまでの流れ
- 血中の善玉コレステロール(HDL)を減らし
- 悪玉コレステロール(LDL)を増やし
- 動脈硬化につながる
以上が『 マーガリンをおすすめしない理由 』です。
手間もお金もかかってしまいますが、子どもたちや、ご自身の健康のためにも、パンにはマーガリンではなくバターを使うことを心がけてみてください。
6位 野菜ジュース
↑野菜350g『 使用 』となっていることを覚えておいてください!
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「 1日分の野菜がとれる 」
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こう打ち出している野菜ジュースですが、これは実は言葉のトリックです。
そんな風に思っていた時期が、僕にもありました….
厚生労働省によると、1日に必要な野菜は350gです。
これが100mlや200mlの野菜ジュースでとれるなんておかしいですよね。
ここには実は
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ジュース1本作るために、しぼった野菜の重さが、『1日分の野菜の350g』
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という裏の意味が隠れています。
野菜ジュースへの加工の過程で、ビタミンCや食物繊維といった野菜で最も大切とも言える栄養素は大幅になくなってしまっています。
つまり結論として、野菜ジュースでは、
一日に必要な野菜からの栄養はとれません!
中にはこの不足した栄養素を補うために、添加物として「ビタミンC」「食物繊維」を足し込んでいる商品もあります。
ところが問題なのは、この野菜ジュースの原料となっている『 野菜ジュースの素(もと) 』が、安さ重視で世界各国から集められているという点です。
元の野菜を6分の1くらいにすり潰され、どろどろのペースト状態を冷凍にして輸入されてきます。
これを国内で戻せば『国内製造』と記載して構わないことになっています
参考までに『 1日分の野菜 』の原産国を載せました。
実にこれだけ多くの国から、『野菜ジュースの素(もと)』は作られています。
もちろん輸入の際に検査はされているでしょう。
ただし、果たして多くの国から集められ、ペースト上にされた野菜ジュースの素(もと)に問題が見つかったとき、『どこの国の何が原因なのか』といったことが分かるものでしょうか。
このあたりのリスクを踏まえた上で、『野菜ジュースを買い続けるのか?』を考えてみてください。
安全な食品について学びましょう | あなたの知識がご家族を守ります
さて、ここまでお読みいただいた方はお気づきだと思いますが、添加物がたくさん使われている食品はまだまだたくさんあります。
そこでオススメしたいのが、安全な食品について学び、私たち自身が日々選ぶ食品に注意する習慣を身につけるというものです。
今回の記事を書くのに多くを参考にした2冊の書籍を、ここでは紹介します。
①『食品の裏側』 安部司
今だからこそ読みたい
「食の安全」のバイブル
もともと食品業界にいた著者が、食品添加物の裏側について語ってくれます。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は避けたい食品を添加物という視点からランキング形式でまとめてみました。
- 位 めんたいこ
- 位 ハム
- 位 カット野菜
- 位 漬物(つけもの)
- 位 マーガリン
- 位 野菜ジュース
それぞれの理由については、記事の詳細をお読みいただき、あなたの食品選びの参考になれば嬉しいです。
最後になりますが、
添加物を避けることは、現代に生きる私たちには不可能なことです。
そしてその添加物は、『 安全な量と認可されたもの 』だけが、食品に含まれ販売されています。
でもそれは、『ひとつの添加物での安全性』です。
複数の食品から添加物を大量に摂取し続けた先に、私たちの体内で何が起きるのか。
それは誰にも分かりません。
特に、毎日が成長過程である、小さい子供や胎児への影響は、計り知れないことです。
ぜひチェックしてみてください。
「食品添加物は危ない」というけれど、最近は厚生労働省によって厳しく安全性が管理されているされているから、気にする必要なんてないでしょ?そんなご質問が、よくあります。でも、実際にはそう単純ではないです。特にお腹[…]
そしてさらに問題なのが、添加物漬けに選ばれる『食品』はそもそも質の悪いものが多いという点です。
※『添加物が多い=原材料の質が悪い』については、本文に記載しています
本記事を読んでいただき、子どもたちに質の良い食品を食べさせる、あたたかい家庭づくりの一助となると嬉しいです。