子供のお小遣いルール決定版!定額制&報酬制のハイブリッド活用法

  • 2025年3月23日
  • 2025年3月23日
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「子どものお小遣いって、みんなどうしてるの?」

「お小遣いって、いつから? いくら渡せばいいの?」


子どもを持つ親なら、一度は悩んだことがあるのではないでしょうか。

定額制で毎月決まった金額を渡すのがいいのか、それとも報酬制にして家のお手伝いや勉強の成果に応じたほうがいいのか——。

せっかくならお金の大切さを学ばせつつ、無駄遣いせずに上手に管理できるようになってほしいですよね。

私も、小学3年生と5年生、そして年中と3歳と4人の子どもを育てる親として、この問題にはずいぶん頭を悩ませました。

いつから、どのように渡すのがベストなのか…。

試行錯誤の末、たどり着いたのが 「定額制+報酬制」 のハイブリッド方式です。

 


定額制のお小遣いは、たしかに手軽だけど……

 

最もシンプルな方法は、 定額制
たとえば、「学年 × 100円」で計算する方法です。

  • 小学1年生:100円
  • 小学2年生:200円
  • 小学3年生:300円

このように、年齢に応じた額を毎月渡すやり方ですね。

ルールが分かりやすく、親としても管理しやすいメリットがあります。

ただ、この方法には ある落とし穴 があります。

それは、 お金を「もらうもの」として認識してしまいやすい という点です。お小遣いが毎月自動的に手に入ると、お金のありがたみや、「自分で稼ぐ」という意識が芽生えにくくなってしまうことも……。

実際、大金を急に手にした人が無計画に使い切ってしまう話はよく聞きますよね。

たとえば、宝くじの高額当選者の多くが、数年以内に破産してしまうというデータがあります。彼らは「苦労して得たお金」ではないため、価値を実感しにくく、つい無駄遣いしてしまうのです。

同じ1,000円を子どもに渡すなら、「お金の使い方」を意識してほしい。
そんな親心から、我が家では 定額制と報酬制を組み合わせた方法 を取り入れることにしました。

次の章では、 実際に我が家で実践している「2つの方式」 について詳しくご紹介します。

ひらかた
お小遣いの渡し方で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!

 

子供のお小遣いルール決定版!定額制&報酬制のハイブリッド活用法

お小遣いはいつから?

 

「お小遣いって、何歳から渡すのがいいの?」

この問いに、多くの方が 「小学生になったら」 と答えるのではないでしょうか。

実際、我が家でも 長男(2015年現在 小学5年生)のときは、小学校入学を機にお小遣いをスタート しました。

しかし、兄弟のいる家庭ならきっと共感していただけると思いますが、 下の子たちとの不公平感 が大きな問題になったんです。

たとえば、こんな場面。


―― スーパーで買い物中、長男だけが自分のお小遣いでお菓子を購入。
すると、それを見た下の子たちが「ずるい!」と大騒ぎ。
仕方なく親が下の子にもお菓子を買い与えると、今度は長男が「なんで僕だけ自分のお金なの⁉」と不満顔……。


この 終わらないジレンマ に、頭を抱えました。

そこで我が家では、 毎日のお手伝いに対するお小遣い という制度を取り入れ、兄弟間の不公平感を減らす工夫をしています。

毎日のお手伝いに対するお小遣い

 

この制度の目的は 兄弟間の不公平をなくすこと

「お手伝いのお小遣いが、不公平感をなくすってどういうこと?」
そう思われるかもしれませんね。

この手伝いによるお小遣いは、10歳の長男、9歳の長女ら4歳の次女にも平等に渡しています。

実は、 このお小遣いは本物のお金ではありません!

 

こんな風に、家で使える おもちゃのお金 を渡す仕組みになっています。

10歳の長男、9歳の長女、そして 4歳の次女にも平等にお小遣い を渡せるのがポイント。

「え、4歳にお金!?」

そう、でも 本物のお金じゃないので安心 なんです。

このお金は 家の中限定 で使える通貨。何に使うかというと……

 

「おやつの時間のお菓子購入」 に使います!

お金の概念が分かり始める 4歳くらいからでも、お金のやり取りを楽しく学べる のがこの方法のメリット。

ちなみに 末っ子の3歳次男は、まだお金の仕組みを理解できないので、お菓子はフリー です(笑)。

ひらかた
ここはちょっぴり不公平ですが、まあ仕方ないですね!

 

学校のテスト結果に対するお小遣い

 

2つ目のお小遣い制度が、「学校のテスト結果に対するお小遣い」 です。

たとえば、「100点取ったら100円!」 のようなシンプルな形もこれに当てはまります。

ただ、我が家ではもう少し細かくルールを設定し、より 努力が報われる仕組み にしています。

 

テスト1枚ごとに、こちらの表からお小遣い額を決めていきます。

この制度には、4つのこだわりがあります。

 

テストに対するお小遣いのこだわりポイント

  1. 学年ごとに基本額を変える
  2. 90点以上は満額支給
  3. 60点以下は0円
  4. テストの裏面も対象にする

 

それでは一つずつ詳細を見てみましょう。

 

1. 学年ごとに基本額を変える

1年生は 50円、2年生は 100円、3年生は 150円……と、学年が上がるごとに 基本額を50円ずつ増加 させています。

成長とともに交友関係が広がり、必要なお金も増えていくことを考慮した仕組みです。

 

2. 90点以上は満額支給

「90点と100点が同じ額なの?」

そう思う方もいるかもしれませんね。

これは、子どもたちに「完璧主義」になってほしくない という理由からです。

「100点を取らなきゃダメ!」というプレッシャーが強すぎると、失敗を過度に恐れるようになり、挑戦する意欲が低下 してしまうことがあります。

実際、研究によると、完璧主義はメンタルヘルスに悪影響を及ぼす ことがわかっています。

例えば、カナダの心理学者ゴードン・フレットらの研究(2016年)では、完璧主義傾向の強い子どもほど、不安や抑うつのリスクが高くなることが示されています。

 

そのため、「90点以上なら合格!」とすることで、努力は大事にしつつも、適度な柔軟さを持てるように しています。

 

3. 60点以下は0円

「完璧主義はよくない」と言いつつも、世の中は努力しなければ報酬は得られない もの。

最低限の努力は必要だと考え、60点以下はお小遣いゼロ にしました。

「頑張らなければ結果はついてこない」という 現実的な側面 も、学んでほしいという思いがあります。

 

4.テストの裏面も対象にする

 

 

テストの裏面も、先生が意図を持って出題している大切な問題。
そこで、お小遣い額を半額に設定しつつも、しっかり評価 することにしました。

裏面を軽視せず、最後までしっかり取り組む姿勢を身につけてほしいという狙いがあります。

 

このように、我が家では 学年ごとに基本額を調整し、努力に応じた報酬を与える仕組み を作っています。

ポイントは、頑張ればお小遣いが増える という成功体験を積ませること。

また、完璧を求めすぎず、それでも努力を怠らないバランス感覚 も大切にしています。

テストの点数を上げるモチベーションを持たせつつ、お金の大切さも学べるこの制度、気になった方はぜひ取り入れてみてください!

まとめ|子供のお小遣いルール、どう決める?

 

「お小遣い、どうしよう…」
これは、どの親にとっても 一度は悩むテーマ ですよね。

定額制 ならシンプルだけど、お金の価値を学びにくい?
報酬制 なら努力が報われるけど、兄弟間の不公平感が出やすい?

このジレンマを解決するために、我が家がたどり着いたのが「ハイブリッド方式」 でした!

「お手伝いお小遣い」 で兄弟間の不公平をなくしつつ、お金のやり取りを学ぶ
「テストお小遣い」 で努力が成果につながる経験を積む

この2つのルールを組み合わせることで、お金の大切さを学びながら、自分で考えて使う力 を養うことができます。

「うちの子にはどういうルールが合うかな?」と考えながら、お小遣いの渡し方を見直してみると、意外な発見があるかもしれません。

子供の金銭感覚は、親の関わり方ひとつで大きく変わる もの。
ぜひ、家庭に合った “最適なお小遣いルール” を見つけてみてください!


「詳しく知りたい!」と思った方へ

もし「もっと具体的なルールや表を見たい!」と思った方は、ぜひ 記事の詳細をチェックしてみてください !

お小遣いの渡し方ひとつで、子供の未来は変わります。
さあ、今日から 新しいお小遣いルール を始めてみませんか?

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