FitbitのInspire2と3ってどう違うの?
Inspire3の使用感・心拍測定やランニング時の精度は?
「とにかく購入前に詳しい情報が知りたい」というその気持ち、
痛いほど分かります。
一度購入したスマートウォッチとは長〜い付き合いになりますから、徹底的に情報は知っておきたいですよね。
今回はそんな方々のために記事にまとめました。
本記事がオススメの方
- Fitbitの新旧モデルのどちらを買うか悩んでる方
- スマートウォッチほど多機能さはいらないけど、健康指標を知れるアイテムが欲しい方
- Fitbit Inspire3の各種測定の精度が知りたい方
いきなりですが、スマートウォッチの代表格といえばApple Watchです。
私の妻もApple Watchを使っており、ときどきランニングのときに借ります↓
Apple Watchは「心拍数の制度」「走った距離の正確さ」「画面の見やすさ」どれをとっても完璧だと思っています。
機能面も豊富で、追加できるアプリを加味すれば可能性は無限大。
まさに最高峰のスマートウォッチが Apple Watch でしょう。
が、しかし!
私はApple Watchに不満なポイントが2つあります。
Apple Watchの不満ポイント
- バッテリーの持ちが悪い
→トレイルランニングが趣味で、その際に付けて走るとバッテリーは最大6時間程度しかもたない…
これは非常に致命的! - 多機能すぎる
→簡単に言えば「気が散る!」のが嫌って感じです。
機能が無限大である反面、多過ぎる機能から『注意力を奪れる』のがたえられません。
上記2つの不満ポイントが許せず、
「Apple Watchはちょっとな~」と思い続けている私が使っているのが『Fitbit Inspire』です。
理由はGoogleがPixel商品を重視するためとのこと。
日本もいつ販売停止になるか分からないので、迷っている方は早めに購入をすることをご検討ください!
バッテリー持ちが驚異の10日間!
機能は超シンプルで「心拍測定」「スマホ通知との連動」「タイマー機能」「エクササイズ計測」だけ。
今回は、私がこれまで使ってきたFitbit Inspire2から『最新のInspire3』に買い替えたのを機に、
その新旧比較レビューを徹底的にしていきます。
※各機能の測定比較にはApple Watchも使用
Fitbit Inspire 3徹底レビュー:旧モデルとの違い
というわけで、Fitbit Inspire2→3の新旧で良くなった点を見ていきましょう。
「Fitbit Inspire2 → 3」で良くなった点
まずは結論ですが、以下のポイントが格段によくなりました♪
「Fitbit Inspire2 → 3」で良くなった点
- 液晶が明るく見やすくなった
- ボタンひとつで時計画面に戻れるようになった
- 横フリック(スクロール)機能が追加された
- ランニングの距離測定の精度がUPした
各ポイントの詳細を見ていきましょう。
1. 液晶が明るく見やすくなった
旧Inspire2の最大の問題点が、「画面が暗い!」という点でした。
『晴れてる日の屋外で時間を見ることは不可能!』っていくらいに暗い画面です。
今回はその『暗過ぎる画面』が、新Inspireでちゃんと解消したのか実際に写真に撮ってみました。
↓天気がいい日に新旧Inspireを装着して撮影した写真
どうでしょう?
明らかに見やすくなりましたね!
旧Inspire2の買い替えを決意したポイントがこの『画面が暗過ぎるという問題』でしたので、まずはここがしっかり解決していて安心しました。
2.ボタンひとつで時計画面に戻れるようになった
私がスマートバンドで非常によく使う機能に『タイマー機能』があります。
旧Inspire2ではこの『タイマー機能に辿り着くまでに4回の下フリック(スクロール)が必要』でした。
まだここまでは許せるのですが、問題は再度デフォルトの時計画面を表示させたいときです。
なんと旧Inspire2では、『タイマー機能を使った後』に、本体横についたボタンを4回も押す必要があったのです。
旧Inspire2のタイマー機能の利用までの道のり↓
↓時計に戻るまで
かなり面倒ですよね…
ところが新Inspire3は↓のようにめちゃくちゃシンプルに!
しかも横のボタンを押せば、どの画面にいても一撃で時計画面に戻れます。
↓横ボタンの押し方はとってもシンプル(横ボタンの押し方自体は旧Inspireも同じ)
3.横フリック(スクロール)機能が追加された
旧Inspire2では縦のフリックしかありませんでした。
この『横フリックがないという制約』は、Inspireシリーズのスマートバンドという細すぎる本体ゆえの制約と言えます。
↓写真(Apple Watchと比較すると、その本体の細さがよく分かりますね)
ところが、新Inspire3はやってくれました!
なんと『横フリック機能の搭載』です!
具体的に「横フリック」があると何がいいのか?
そういう疑問にお答えするために、
またまたタイマー機能の話しで恐縮なのですが、以下のとおりです!
タイマー画面に一回の左フリックで行ける!
これは使ってみるとめちゃくちゃ便利です。
その他以下のようにフリックによる移動ができます。
さらに『どの画面にいても横のボタンをタッチすればデフォルトの時計画面に戻れる』ので、本当にストレスフリー!
Inspire3の横フリック追加は素晴らしい進化といえます!
4.ランニングの距離測定制度が爆上がりした
はじめに誤解のないように言っておくと、Fitbit InspireシリーズはGPS機能を搭載していません。
スマホを一緒に携帯することで、そのスマホのGPS機能を借りて『何キロ走ったかを計測』する仕組みです。
/
スマホのGPSを間借りするなら、かなり正確では?
\
そう思う方が多いと思いますが、残念ながら旧Inspire2は距離測定がかなり不正確でした。
(1キロ走ると、300mくらい誤差が出ることも…)
ところが新Inspire3は一味違いました!
↓実際にInspire3とApple Watchの2つを付けて3キロ走ってみた結果
ご覧のとおりランニングした距離はApple Watchとほぼ一致しています。
この走行距離の正確さは、長距離をランニングする際に非常に重要なポイントなので助かります。
Fitbit Inspire3のガッカリしてしまった点
ここまで紹介してきたように新Inspire3は、全てにおいて旧Inspire2を上回っています。
ハッキリ言って満足度は超高く、値段を考えれば不満点はほぼなしです!
ただ、ちょっとガッカリしてしまった点についても上げておきましょう。
といってもそのガッカリポイントはたった一つ、心拍測定の性能がInspire2とほぼ差がなかった点です。
まずは見ていただいた方が早いので、実際の心拍測定のテスト結果をご覧ください。
※正しい心拍数の確認のために『心拍ベルト』『Apple Watch』も併用
まずは先ほど紹介したランニング時の心拍数です。
だいぶApple Watchと違う線を描いてしまっていますよね…
さらに確認のため、室内で高強度トレーニング(バーピーを30回)してみた後のテスト結果をご覧ください。
↓軽く息が切れているくらいの運動(その仕組上、心拍ベルトが一番正確です)
↓結構息が切れているくらいの運動(その仕組上、心拍ベルトが一番正確です)
見てのとおり新旧Inspire2で表示されている心拍数はほぼ同じ、心拍ベルト、Apple Watchより遥かに低い心拍数を示してしまっています。
このとき私の心臓はかなり激しく脈打ってましたので、どう考えてもInspireシリーズの心拍数は低すぎます。
対して、心拍ベルト(ポラール)とApple Watchの数値がほぼ同じ。
さらに私の体感とも一致してます。
というわけで唯一Inspire3でがっかりしてしまったポイントが心拍数計測の不正確さでした。
恐らくInspireシリーズは緩やかに上下する心拍数の測定を大事にしているので、このような『運動時の心拍数の急激な増加に対する不正確さが出てしまう』のでしょう。
以上はFitbit Inspire3のレビューとなります。
最後に著者が『Apple Watchのようなスマートウォッチ』ではなく、『fitbitのようなスマートバンド』を選ぶ理由について、軽く触れさせてください。
なぜスマートウォッチではなくスマートバンドなのか
/
そもそもスマートウォッチとスマートバンドの違いって何?
\
という方がほとんどだと思いますので、簡単に説明させてください↓
スマートウォッチは、「電話をかけたりメッセージを送受信したり」、「アプリを使ったり」、「音声で助けてもらうことができる」超高機能な時計です。
対してスマートバンドは軽くて安く「フィットネスやランニングが好きな人」「腕に時計があるのは気になる方」など腕時計の存在感をあまり感じたくない方にピッタリな時計です。
では『なぜスマートバンドを選ぶのか』ですかについては、大きく以下の3つの理由があります。
なぜスマートバンドを選ぶのか?
- 存在感がないことが最高だから
- 「アラーム機能×存在感のなさ」のコンボが素敵
- バンド部分が細いので肌がかぶれない
簡単に理由を一つずつ見ていきましょう。
1.存在感がないことが最高
著者はトレイルランニングを趣味としているので、身の回りの方々は『Garmin』『SUUNTO』といった『大きい画面で心拍やタイム、走行距離が分かるスマートウォッチ』を使っている人ばかりです。
もちろん私も、山を走るときはそういう見やすい画面で正確な座標を示してくれるスマートウォッチの方がいいと思っています。
ただ、実際に山に行く回数はせいぜいが年に3、4回。
そんな「たま~にしかないイベント」のために、存在感がガッツリある大画面液晶のスマートウォッチを持つのは抵抗があります。
一時期Garminのこちら↓を付けてましたが、やはり存在感がありすぎると感じてました。
存在感があり過ぎるというのは、常に装着し続けることへの弊害にもなります。
例えば「睡眠の記録」を取りたくて、先ほどのGarminを寝てるときに付けることも試したことがありました。
しかし、あまりに存在感があり過ぎるGarminのスマートウォッチは、寝てるときには邪魔になってしまい断念。
仕事中もGarminは『シーンによってゴツい見た目が適切とは思えず』、外す場面が何度もありました。
対して今回記事を書いているFitbit Inspire2は全く装着感がないので、お風呂以外は常に付けっぱなし。
もちろん、寝るときもそのままで全然気になりません。
見た目もご覧のようにスマートでスッキリしてますので、シーンに応じて外したりする必要もありません。
「アラーム機能×存在感のなさ」のコンボが最高
このfitbitを使う前は『朝のアラームのためにスマホを枕元』に置いてました。
でもこのfitbitのようなスマートバンドは、腕につけたまま寝てもまったく気にならないので、アラームとしてもバッチリ。
おかげでスマホは寝室とは別の部屋で充電することができるようになりました。
バンド部分が細いのでかぶれにくい
すでに紹介したとおり、fitbitシリーズを使う前は「Garmin」を付けていました。
この「Garmin」も機能として大きな不満はなかったのですが、とにかく『肌がかぶれる!』んです。
見やすいための大きい液晶があるということは、それだけ手首を覆う面積が必要です。
手首を覆う面積が大きいと『通気性が悪くなり、肌がかぶれやすくなる』わけです。
対してfitbitのようなスマートバンドは、ご覧のとおりの激細の液晶とバンドです。
このスマートさで通気性が十分に保てるわけです。
理由はGoogleがPixel商品を重視するためとのこと。
日本もいつ販売停止になるか分からないので、迷っている方は早めに購入をすることをご検討ください!
まとめ
今回はFitbit Inspire2から、最新のInspire3に買い替えて感じたことを一挙に書いてきました!
簡単にFitbitの新旧比較を以下にまとめています。
Fitbit Inspire2 | Fitbit Inspire3 | Apple Watch | |
液晶の見やすさ | ✕(昼の屋外では見えない) | ◎(昼の屋外でもバッチリ) | ◎ |
操作性 | ✕(縦フリックのみ) | ◎(横フリック追加) | ◎ |
ランニング時距離測定の精度 | ✕(不正確) | ◎(Apple Watchと遜色なし) | ◎ |
心拍測定の精度 | ✕(不正確) | ✕(不正確) | ◎(心拍ベルトと遜色なし) |
バッテリー持ち | ◎ | ◎(最長10日間!) | ✕ |
※さらに詳細については、本記事を読んでみてください♪
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スマートウォッチのあり過ぎる存在感や多機能過ぎる部分が嫌!
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そんな方にとって、Fitbit Inspire3はまさにベストアンサーになることでしょう。
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